今回の海外旅行中に、まとまった現金が必要になりました。どうしても買いたいものを売っている店が、クレジットカードを取り扱っていなくて。キャッシングで借入れをして現金を受け取り、けっこう交渉して値切ったのですが、このキャッシングで損をしていたらいやだな、と思います。海外のキャッシング利用はどうなのでしょうか。

国内と同じ金利で利用できるので、両替手数料と比較検討を

私も海外旅行中、お財布の中の現金が足りなくなってきた、ってことはよくあります。ショッピングや飲食店をクレジットカードで利用するのが当たり前になってきて、昔より財布の中身を気にしなくなってしまったのでしょうか。

基本的にはTMさえ近くにあれば、クレジットカードのキャッシングを利用しています。たとえばアメリカなら、TMでドル紙幣を受け取り、帰国後に円でその分を支払っています。

現地の銀行で両替する場合は、1ドルならいくら、1ユーロならいくら、と決まっている両替手数料を支払っています。これが割高に感じることもありますね。キャッシングの場合は、年18%の金利の場合でも、2か月後に支払えば、単純に計算すれば18%×(2/12)=3%の利息、1万円なら300円となります。これも先払いで返済すればもっと利息は安くなります。

この利息や両替手数料という点では、トラベラーズチェックが両替よりお得ということで利用している人もいます。紛失・盗難の際に再発行できるというメリットもあります。ただし、手軽に使える地域がアメリカなどに偏っている点は注意が必要です。

海外なら両替よりキャッシングがお得!?これってどういうこと?

海外に行って現地のお金が必要になった時、日本のお金を現地のお金に両替をする人が多いと思います。しかし、現地で両替をしようとすると手数料がけっこうかかってしまうものなのです。それを防ぐための裏ワザとして、海外キャッシングというものがあるのをご存知でしょうか。実はこちらの方がお得という話があるのですが、これはどういうことでしょう。ここでは、両替にかかる手数料とキャッシングの金利を元に、本当にキャッシングの方がお得になるのかを考えてみたいと思います。

キャッシングの金利は年18%というのが一般的です。これだけ見ると、「うわ…やっぱりキャッシングって金利が高いじゃん」と思うかもしれませんが、あくまでも年金利です。これを月の金利に直すと18÷12=1.5%になります。一方、海外の両替にかかる手数料は2%~3%前後です。金利と手数料だけならば、間違いなくキャッシングの方がお得になりますね。さらに、キャッシングの返済は帰国してからになりますが、繰り上げ返済を行えば利息分はもっと安くなる可能性もあります。両替の場合、滞在したホテルや銀行で両替をする人が多いと思います。しかし、こういった場所は手数料だけでなく、その場所にかかる料金も取られますので、さらに高くなる可能性があります。とは言え、安全面から言えばホテルや銀行が良いので、これは我慢しかありませんね。

両替とキャッシング、手数料と金利の面からではキャッシングの方がお得ということになりました。しかし、キャッシングをするATMによってはそこの手数料がかかる場合もありますから、両替との差額がそれほどなくなったということもあり得ます。最終的には、自分の好みと言えそうです。ただ、両替しか知らなかった、という人は後々役に立つかもしれませんから、キャッシングのことを頭に入れておくと良いでしょう。

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